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(30)“日本三大庭園より立派といわれる栗林公園”

 水戸の「偕楽園」、金沢の「兼六園」、岡山の「後楽園」は、日本三大庭園といわれています。しかし、大正9年文部省発行高等小学読本巻一には、「我が国にて風致の美を以て世に聞えたるは水戸の偕楽園、金沢の兼六園、岡山の後楽園にして之を日本の三公園と称す。然れども高松の栗林公園は木石の雅趣却つて批の三公園に優れり。」と書かれています。

 これらは、いずれも大名庭園と呼ばれるものです。江戸時代、大名は国許の城内や下屋敷(しもやしき)、あるいは江戸の上屋敷(かみやしき)・下屋敷などに数千坪から十数万坪におよぶ広大な庭園を所有していました。これらの庭園の多くは、大きな池を海にたとえて中心にすえ、その周りに起伏に富んだ地形をもって山・谷・平野を表現して、池の周りを散策できるように整備された池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)と呼ばれる庭で、「儀礼」と「社交」の場として用いられました。

 そのためのさまざまな趣向が加えられており、一種のワンダーランドでした。広大な庭園には、樹木や草花などが随所に植えられ、さらに花壇や鉢植棚が設けられて観賞用の花や木が栽培されていました。この栽培技術をもとに薬草園も設けられていました。さらに「御庭焼(おにわやき)」と呼ばれる陶磁器も生産され、大名の趣味的なやきものばかりでなく、殖産興業を目的としたやきものの 試験場的な役割もありました。

 現在、大名庭園は全国に38ヵ所残っています。本県ではこのうち栗林公園と丸亀の中津万象園の2庭園が残っています。38庭園のうち特別名勝に指定されているものは、全国で8庭園のみで、栗林公園は大正11年に「名勝」に指定され、昭和28年に「特別名勝」に指定されています。名勝は我が国の優れた国土美の代表として学術的価値の高いもので、そのうち価値の特に高いものが特別名勝です。特別名勝は価値の特に高い有形文化財が国宝とされているのと同じ取り扱いです。栗林公園が“お庭の国宝”と呼ばれる所以です。

 栗林公園以外で特別名勝に指定されている大名庭園は、東京都の「浜離宮恩賜庭園」・「小石川後楽園」・「六義園(りくぎえん)」、金沢市の「兼六園」、福井市の「一乗谷朝倉邸跡庭園」、京都市の「二条城二の丸庭園」それと岡山市の「後楽園」です。日本三大庭園の一つの「偕楽園」は史跡・名勝に指定されていますが、特別名勝には指定されていません。

 栗林公園の歴史は古く、今から約400年前、豊臣秀吉の家臣であった生駒氏の時代まで遡ります。生駒家の家臣佐藤道益(みちます)がこの地に屋敷を構えたのが始まりといわれています。「浜離宮恩賜庭園」、「小石川後楽園」、「六義園」、「兼六園」、「二条城二の丸庭園」、「後楽園」はいずれも江戸時代に入って築かれた庭園ですから、栗林公園の方が古いといえます。「一乗谷朝倉邸跡庭園」は室町時代の庭園ですが、埋没していたものを発掘復元した遺跡です。

 栗林公園の地は、御林(おはやし)また栗の木が植えられていたので栗林と呼ばれていました。また旧香東川の川筋に当たり伏流水が豊かで、紫雲山を借景としていることから、庭園の立地条件として最適の土地でした。生駒氏の後を受け継いだ松平氏は別邸(栗林荘と呼ばれていたようです。)として築庭を続け、庭園としての完成をみたのは五代頼恭(よりたか)のときです。延享元年(1744年)に大改修を行い、儒学者の中村文輔に命じて、湖、岡、島などに名称を記させました。現在呼ばれている名所地の名前はこのときつけられたものです。初代頼重から五代頼恭(よりたか)までじつに約百余年間にわたる整備によってようやく完成したのです。

 明治4年7月廃藩置県によって栗林荘は高松県の所有となり、その後、明治8年3月16日、「栗林公園」という名称で公開されました。しかし、英語では「park」よりも「garden」という語の方がイメージに合っていると思われます。「公園」という名称が用いられたのは、明治初期における文明開化の新時代の風潮を意識してのことかもしれません。



 栗林公園ホームページ





 




 


 


 


○訪れてみたいところ

栗林公園
 この公園には、多くの雅趣に富んだ多くの樹木、石、池などがあります。ここでは代表的なものだけ紹介します。

鶴亀松(百石松)
 亀の形をした岩を背に鶴が舞う姿の松。この松は松平家の家老稲田外江員一が愛好していたもので、ある日手入れに熱中して時の過ぎるのに気が付かず、藩主の勘気に触れて禄百石を削られたので爾来「百石松」と呼ばれるといいます。

根上がり樫(かし)
 樹高約7mのうち地上2m以上のところまで根が上がって幹のようになっています。県指定天然記念物。

ソテツの岡
 今から約300年前の元禄年間より以前に植えられたもの。県指定天然記念物。

五葉松
 天保4年に十一代将軍徳川家斉から九代藩主松平頼恕に与えられた盆栽が生長したものといわれます。

ホルトの木
 ポルトガルの木の意味で、平賀源内が栗林荘内にあった薬草園の管理していたとき、紀州の深専寺(しんせんじ)境内からオリーブの木と間違えて持ち帰り本園に移植したものといわれます。県指定天然記念物。

掬月亭
 今から約300年前の元禄年間より以前に建てられた数寄屋風の大茶屋。「手で月を掬す」という意味。
 掬月亭の夜景。
掬月亭

 掬月亭で催された「創作浄瑠璃の会」。左が野澤松也さんで、右が橘凛保さんです。
三味線演奏


鴨引き堀
 平成5年(1993年)に復元が完成し、日本に現存する中では幅、長さとも日本最大の鴨引き堀です。

商工奨励館
 明治32年(1899年)に博物館として建てられたもの。

大禹謨

中津万象園
 金倉川の河口にある丸亀京極藩の大名庭園。かつて荒廃していたが、現在整備されています。

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テーマ : 香川
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はじめまして

 水戸の「偕楽園」、金沢の「兼六園」、岡山の「後楽園」は、日本三公園といわれています。
 茨城百景の一つである水戸市にある偕楽園を紹介します。この偕楽園には常磐神社,千波湖,桜川,桜山,神崎寺,会沢伯民の墓などが含まれます。
 偕楽園は、水戸第九代藩主徳川斉昭(烈公:1800~1860)が自ら造園計画の構想をねり創設したもので、特に好文亭については烈公が自らその位置や建築意匠を定めたと言われています。
 天保12年(1841)から造園工事を行い、翌13年に本園、桜山及び丸山が開園されました。
 本園には、梅を中心に孟宗竹、霧島つつじ、宮城野萩などが、飛び地になっている桜山と丸山には桜が植えられ、周辺の湖水と田園風景を取り入れ自然との調和を図り、四季の風情や明暗に富んだ趣のある造りで、名園として名高く日本三公園の一つに数えられています。
 偕楽園の名称は、中国の古典である「孟子」の「古(いにしえ)の人は民と偕(とも)に楽しむ、故に能く楽しむなり」という一節から取ったものです。 春には百種3000本の梅の花が咲き誇り、全国でも有数の梅の名所として知られています。(梅の香漂う歴史の景勝地 偕楽園 パンフレットから引用:茨城県営都市公園オフィシャルウェブサイト参照)

兼六園・小石川後楽園 風景

先日の、H会長の講演大変よかったです。
観光のポイント
①世にもめずらしい、他にない、他と比較できる、ゆき届いたサービス。
②勉強になる、知識の基本となる。
③心の癒しになる。リピートしたくなる『歴史と旅行』。
まさに、『栗林荘』ですね。

栗林公園物語

 「栗林公園物語」というブログが出ていますので、覗いて見ましょう。
 http://green.ap.teacup.com/6013/7.html

小普陀


栗林公園が、日本三大名園以上の庭園であるいちばんの理由は『小普陀』という中国仏教の考え方を室町時代に取り入れた、日本唯一の庭園だからです。

小普陀  
洱海東部の湖面に一つの小島があり、伝説によれば、観音様が大理盆地の開闢をするときに、この湖に一つの鎮海大印を捨て入れて、それが小島になった。風波を鎮め、漁民を保護することができるので、漁民たちは小島に観音閣を建てて、観音様を祭った。また、小島東部のある漁村は海印村といい、小島は小普陀山と呼ばれ、観音閣は小普陀といわれ、意味は観音様の修行の場所である。

小普陀は明代に創建し、1982年に再建した。亭閣式の二層建築で、一階には如来菩薩を祭、二階には観音菩薩を祭っている。

小普陀は下関から双廊と胡蝶泉への湖面コースの間にあり、遊船が着いたら、小普陀に登って、洱海の風光を観覧できる。


大名庭園一覧です。
http://www.castle7.org/teien.htm
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